東京国際映画祭の3本目は「三匹の去勢された山羊」(Three Castrated Goats[三个羯子])@TOHOシネマズ シャンテ

舞台は中国で、出演者も制作陣も中国人らしいのだがアメリカ映画。

中国・陕西省。3匹の山羊を仕入れるため、都会から砂塵の舞う荒野の村に帰省したホンフェイは、予防対策や隔離政策の只中で、検査員の息子や両親との関係も混乱していく。記憶に新しい世界の混乱と、そのなかで苦闘する庶民と行政の微妙な関係を描くイエ・シンユー監督のデビュー作。とりわけ地上の騒動を空から俯瞰するドローン撮影の視線が効果的に挿入されている。イエ監督は弱冠29歳の新鋭。

-東京国際映画祭のサイトより

これも面白かった!

パンデミック化の中国の農村のパニックぶりを

必要以上に誇張する感じでもなく

必要以上に社会批判をする感じでもなく

とてもうまいバランスで映画として成立されている。

途中の台詞の中で

コロナウイルスが日本から来たことになっていたり

するところで、客席は爆笑。

最初はコミカルなのだが、だんだんシャレにならない状態に移行するところの描き方は見事。

子供が親を密告したりするあたりは文革を彷彿とさせるが

それでも生活感のある映画の枠組からでることはなく

最期はやっぱ中国人たくましいな、という感じだった。

これで私の映画祭は終了。

今年は上映後のワークショップとかには縁が無かったが

たぶん映画祭でなければ見ることがない映画ばかり見られて

たいへん楽しかった。