せっかく上野に泊まったので翌日はトーハクの展覧会に行くことにした。
トーハクは今も時間指定の予約制。
オンラインで予約してQRコードで入場する。指定入場時間には1時間の幅があり、入場開始1時間前までは変更できるので結構使い勝手が良い。
今回は欲張って2つの展覧会を見た。
ひとつは本館の特別展「空也上人と六波羅蜜寺」。
2022年は空也上人没後1050年に当たります。空也上人が十一面観音立像を本尊として京都東山の地に創建した六波羅蜜寺(創建時は西光寺と称した)には、現存最古となる上人の像が伝えられています。念仏を唱え歩いた姿を目の当たりにするような写実的な像は、仏師運慶の息子である康勝がつくりました。同寺は運慶一門にゆかりの深い寺でもあり、運慶作の地蔵菩薩坐像などが残されています。
本展覧会では、東京では半世紀ぶりの公開となる空也上人立像をはじめ、六波羅蜜寺の創建時につくられた四天王立像、定朝作と伝えられる地蔵菩薩立像など、平安から鎌倉時代の彫刻の名品が一堂に集います。
東京国立博物館
空也上人の活躍した時代は疫病が蔓延していたというから、コロナ時代に合わせた企画なのだろう。
口から6体の阿弥陀増が飛び出ている空也上人立像は、上人が南無阿弥陀仏と唱えると、その声が阿弥陀如来に変わったという伝説を立体化したそうな。
音声ガイドによると口から仏様がでる表現自体は絵画の世界では珍しくないらしい。しかしそれをリアルな木造で作ってしまったところがすごいんだそうだ。
スーパーリアルな上人像と口からホトケというファンタジー表現の組み合わせは、現代人からするとちょっとユーモラス。リアルタイムで見た人はどうだったんだろう。
その他の彫刻も見応えたっぷりだった。
つづいて平成館の特別展「ポンペイ」。
紀元後79年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生、ローマ帝国の都市ポンペイが火山噴出物に飲み込まれました。埋没したポンペイの発掘は18世紀に始まり、現在まで続いています。
本展覧会では、壁画、彫像、工芸品の傑作から、食器、調理具といった日用品にいたる発掘品を展示。2000年前の都市社会と豊かな市民生活をよみがえらせます。
また、ポンペイ出土の膨大な遺物を収蔵するナポリ国立考古学博物館の全面的協力のもと、まさに「ポンペイ展の決定版」とも言える貴重な機会となります。
東京国立博物館
ポンペイと言えば、犠牲者の石膏くらいのイメージしかなかった。他のものは火砕流でみんな焼けてしまったのかと思っていた。
しかし実際には都市生活がまるごと保存されたタイムカプセルのようになっていたらしい。美術品だけでなく、日用品がたくさん展示されていた。
撮影可能だったので写真をたくさん載せる。
売店では可愛いポンペイグッズがたくさんあって、なんか笑ってしまった。