カテゴリー: audible

ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

Audibleで聴了。

ロシアのウクライナ侵攻以来、メディアで引っ張りだこの

小泉悠氏の本

ロシアとロシア人について、衣食住の観点から語っている。

たいへん面白かった。

あとがきで、自分が最後にロシア行ったのは2019年で、もう行けそうにない。自分かこういう現地体験に基づいた本を書くのは最後になるだろう的なコトをいっていて、ちょっと悲しかったりする。

三河雑兵心得:1 足軽仁義、 2 旗指足軽仁義

Audibleで1〜3まで聴了。

戦国時代、喧嘩で人をあやめてしまい、村に居られなくなったやんちゃ坊主が

足軽となって、持ち前の腕っ節の強さと

機転で出世していく物語

出世するにつれてタイトルの肩書きが変わっていく

とても面白くて

一気に2巻聞いてしまった

当時の足軽個人の装備や戦い方

数十人規模の籠城戦などが

とてもリアルに描かれる

文章が軽快でとても分かりやすい

あと家康配下なので

ハッピーエンドで終わってくれそうという期待もある

シリーズはまだ未完結

続きが楽しみである

お腹召しませ

浅田次郎の「お腹召しませ」をAudibleで聴了。

落語のような時代物短編集。

これは声を出して笑った。

聞く前は江戸のグルメ物かと思っていたら

タイトル作は「おはらめしませ」と読む。

「腹を切れ」の丁寧な言い方である。

娘婿が妾と駆け落ちしたお陰で

腹を切ることになってしまう

幕末の武士の姿をコミカルに描く

他の収録作品も

主人公は巻き込まれ系のトラブルに遭うのだが

文章も語り口も軽快で

外出時に聞いていると

笑いをこらえるのが大変だった

が、1話毎になんとなーく幕末のキナ臭い感じが増してきて

最後の一篇はまったく笑えない話になる

壬生義士伝の作者だけに

こっちが本領なのだろう

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」

以前、1巻だけ聞いた異世界転生もの。サブスクになったのを機に続きを聞きはじめた。

見知らぬ世界で、貧しい家の幼い少女マインに生まれ変わってから一年。彼女は本が大好きにも関わらず、手に入れるどころか、読書さえ難しい中、本作りに追われる毎日だった。何とか文字を書き残すべく奮闘するも失敗続きで前途は多難。おまけに「身食い」に侵されて寝込んでばかり。持ち前の頑張りで、お金を稼ぎつつ、近所に暮らす少年・ルッツの助けもあって、ようやく本格的な「紙作り」が始まるが……さて、一体どうなるやら?

audible

面白かった。1巻よりもこなれてきてテンポが良い気がする。

それにしても読み手の井口裕香は凄い。

主人公の幼女から友人の少年少女、母、姉、父、父の同僚、たくさんの商人達などなど、数え切れないほどのキャラクターを独りで演じ分けてまったく違和感や嫌みがない。声優さん恐るべしである。

書籍版はすでに28巻まででていて続刊中。オーディオブックは13巻まで出ている。

いまから追いつくほどハマるかどうか。とりあえず3巻も聞いてみる。サブスク万歳。

吉原手引草

Audibleがコイン制からサブスクになった。

会費はそのまま月1500円。

全部のタイトルではないものの、かなりの作品が聴き放題対象になったので、今までウイッシュリストで待機していたものを聞いている。

「吉原手引草」は、花魁の失踪の謎が関係者の証言で解き明かされていく話。とても面白かった。

コイン制の時は、次のコインが支給されるかセールが来るまで間が開きがちだった。

今はサブスクなのですぐ次の作品が聴けるし、つまみ食いもし放題。

音楽とか動画とかサブスクは色々登録しているが、今のところAudibleが一番のお気に入りサービスとなった。

国宝(青春編、花道編)

audibleで聴了。

吉田修一の作品は初めて。文芸にはとんと疎く、恥ずかしながら、Audibleのおすすめに出てくるまで名前も知らなかった。

というか、「怒り」とか「悪人」は映画としては知っていた(未見)ので関連作品を見て、あれの原作を書いたひとかーという感じ。

ストーリーは長崎の極道の息子が、才能を見いだされて歌舞伎役者になる半生記。

(あらすじ)
1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄
極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?

いやー、これは面白かった。

オーディオブックではピカイチ。NHK朗読だと華日記、紀ノ川級に楽しめた。

上下巻を夢中になってすぐに聞き終わってしまった。

あらすじだけ見るとすごいドロドロした話に見えるが、鬱展開をひっぱらないのと、地の文が「ですます」の語り調なので深刻にならずに済む。

話自体も面白いし文章も滅茶苦茶うめーっと思うが、この作品はもう完全にオーディオブックとして素晴らしい。読み手に尾上菊之助を起用したキャスティングと演出の勝利である。

劇中の歌舞伎の台詞がうまいのは当然としても、地の文や普通の台詞もとても自然で聞きやすい。

さすがだなぁと思ったのが女性の台詞にまったく違和感がなかったことである。

今まで聞いた朗読では、声優でも俳優でもアナウンサーでも、とにかく男性が女性の台詞を言うとすべてオネエ風味になってしまっていた。

女性が男性の台詞を言ってもさして違和感がないのだが、逆はどうにもヨロシクない。私だけかもしれないが聞き手としてはまぁまぁ辛い。

菊之助は特に声や話し方を作っている感じでもないのに、なんだか本当に女性が語っているような雰囲気がある。

本の中にも”真似るんじゃなくて成りきるんだ”的な話が出てくるが、この朗読こそがそういうことかという感じ。

菊之助が凄いのか、歌舞伎役者が凄いのか、たぶん両方なんだろう。

彼がAudibleで朗読しているのはこれ1本だけみたいだが、他の作品も読んで欲しいものである。

くノ一忍法帖

Audibleで聴了。

なんか軽い物語が聞きたくて買ってみた。

いかにもファンタジー忍者小説という感じの

設定が面白いが

のっけからえげつないというか、

中学生かよっと言いたくなるような

エログロ描写が続いて

山田風太郎ってそういう人だったのか

と面食らった

忍術は荒唐無稽というより何でもアリだし

忍者はみんなアタマが悪すぎて

同じ失敗を延々と繰り返す

ところが文章と朗読がうまいので

途中で脱落することもなく

すいすいと完走してしまった

なるほど山田風太郎すごい。

豊臣秀長 ある補佐役の生涯

Audibleで聴了。

優秀な補佐役であったらしい豊臣秀吉の兄の話。

面白かった。

序盤の農民からあれよあれよというまに

武士になるあたりの下りは特に。

ただ、ほとんど記録がない人らしく

人物像もエピソードも作者の書きたい放題である

ビジネスマンがターゲットなので

秀長のキャラクターも

いかにも組織の人が喜びそうな

上手い調整役として描かれる

実在の人物を題材にした作品を読むたびに

他人の人生や人格を好き勝手に書ける

作家という人種はすごいなぁと思う

そういえば映画「流転の王妃」なんかは

史実では2人の娘を

映画ではひとりにまとめてしまっていた

あと、恥ずかしながら作者の堺屋太一が

小説家だとは知らなかった

テレビで経済についてコメントする人だと

思っていた

三体III 死神永生

中華SF大作、三体の3部各上下巻をついに聴了。

1部の上下巻は電子書籍で読んで

2〜3部はオーディブルで聞いた

いやー、長かった

とはいえ3部は結構、サクサク進むので

聞きやすかった


最後はもう話のスケールがでかいのか小さいのか

内容が面白かったのか面白くなかったのか

分かんなくなってしまった

とりあえずなんかすごかった

という作品だった

お吟さま/細川ガラシャ夫人

TOHOシネマズシャンテで「お吟さま」

東京国際映画祭の監督田中絹代特集の2本目。

千利休の娘と

戦国キリシタン大名のひとり高山右近との

悲恋を描く

1962年公開。今東光の小説「お吟さま」が原作。

主演は有馬稲子

高山右近は仲代達矢

お嬢様が妻子ある武士に

惚れてしまい

いったんはお金持ちの商家に

嫁いだものの

その思い断ちがたく

ずるずると関係がつづき

やがて政治的な思惑にも

巻き込まれて悲劇的な結末へ

というお話

お吟さんはキリシタンではないのだが

好きな男の信じる教えに縛られている

という気の毒な設定

冒頭から

「あなたは結婚していて、現世での幸せを手に入れているのに、私には神様に純血を捧げろとおっしゃるの?」的な

いきなり核心を突いた台詞が飛び出して

笑ってしまう。

まぁ結局することはするんですが

わかっちゃいるけどやめられないという感じで

ずるずると回りも巻き込んで不幸になっていく

ちょっと調べた感じでは

高山右近との関係も含めて

創作であるらしい

ストーリーやキャラには共感できないが

やはり今の時代には撮れない絵や

昔の役者さんの仕草にはほれぼれする



ちょうどAudibleで

三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」を

聞き終わったところだった

高山右近はこちらでもモテ男役で

どうやら戦国物において

彼にはそういう役割が定番になっているようだ

「細川ガラシャ夫人」の方は

DV夫とメンヘラ妻が主人公の

昼ドラですか、という感じの

ドロドロ展開で結構しんどかったが

なんとか完走した

あと、両作品ともに

茶室で秀吉に迫られて

命をかけて拒絶するというシーンがあり

これも定番なんだなぁと学習した

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