カテゴリー: 朗読

聴書録

最近Audibleで聞いた本。

三河雑兵心得:11 百人組頭仁義

相変わらず面白い。今回もすぐに聞き終わってしまった。

完本 妻は、くノ一/妻は、くノ一・星影の女 [1巻]

狼と香辛料[1巻]

どちらも昔、紙の本で読んだもの。

当時も面白く読んだが、朗読で聞いてもやっぱり面白い。

神様たちのお伊勢参り 1

彼氏も職も失い、伊勢神宮に神頼みにやってきた谷原芽衣は、迷い込んだ山の中で不思議な青年・天に出会う。芽衣は、なりゆきで天の経営する宿『やおよろず』で働くことになったが、そこはなんだか不思議な宿。

audibleの説明より

日本各地の神様が泊まりに来る宿という設定。

いい感じに軽い話で聞きやすい。

星のダンスを見においで 宇宙海賊編

星のダンスを見においで 地球戦闘編

西銀河に悪名を轟かせた宇宙海賊ジャックが姿を消して18年。足取りを追う、かつての部下たちは辺鄙な後進惑星にたどり着いた──この地球に。しかも時は現代。骨董品屋を営むジャックは彼らの所構わぬ攻撃を喰らい、横須賀沖に隠しておいた宇宙艇で再び宇宙へ飛び立った──事情を知るよしもない女子高生の唯佳を乗せて。著者渾身のスペース・オペレーションSFを二分冊で贈る。

Audibleの説明

その後、アニメでヒットするモーレツ宇宙海賊へと繋がる作品。Kindleで積ん読になっていたものを回収できた。

パッキパキ北京

ネットの中華クラスターで雑誌「すばる」6月号が話題になっていたので購入。異例の増刷だったらしい。

目玉のひとつ、綿矢りさの「パッキパキ北京」を読了。

紙はしんどいのでスキャンして読んだ。

【特集:中華(ちゅーか)、今どんな感じ?】小説/綿矢りさ「パッキパキ北京」。コロナ禍の北京に単身赴任中の夫が弱っている……乞われた妻の菖蒲は利かん坊の愛犬を連れ中国に乗り込んだ! 昨冬から春にかけて実際に北京に滞在した著者による“採れたて中国”が鮮烈な痛快作!

すばる twitter

著名な中華系のライターさんがこれを読んで

「どんなに中国に詳しくても文章の上手い人にはかなわない」

的な事をいっていたが、なるほどなーと思った。

主人公が体験する現代中国の風俗のあれこれは

中華好きならほぼ誰でも知っているものがほとんどなのだが

やっぱりトップクラスの小説家の手にかかると

いきいきとして、また別の次元のリアリティが出てくる。

中国人よりバイタリティ溢れる日本人という主人公像も良かった。

昔、印刷系の原稿をたくさん書いていた頃、

たまたま読んだ偽札作りを扱った小説で

印刷技術の説明が上手すぎて

小説家すげーと凹んだのを思い出した。

綿矢りさは最近Audibleに登録された

「蹴りたい背中」も聞いた。

痛い高校生の話で

最初は共感性羞恥で無理かなと思ったが

結構面白くて飽きずに最後まで聞けた。

同志少女よ、敵を撃て

Audibleで聴了。

ロシア女性スナイパー物。

ロシア・ウクライナ戦争が始まって以来

戦争モノの映画や小説を無邪気に楽しめなくなってしまった

本作もだいぶ積読(積聴)になっていたのだが

ようやく聴けた。面白かった。

場面によって印象が大きく変わる。

戦争の悲惨さをものすごくリアルに描いたかと思えば

スナイパー養成所のシーンは日本の女子高生アニメのような雰囲気。

これは声優さんがキャラによって萌え声を使っているせいかもしれない

最後のほうは007のような活劇になったりする。

全体を通して戦争と女性に関する記述が多く

「戦争は女の顔をしていない」っぽいなぁと思ったら

著者インタビューで影響を受けたと言っていた。

朗読:向田邦子「あ・うん」より第1章「狛犬」

NHKの朗読番組はR1に移って復活しているようだ。

今回は向田邦子の唯一の長編小説「あ・うん」より第1章の「狛犬」。

読み手は岸本加世子。

試しにWikiを読んでみたら西城秀樹のコンサート会場でスカウトされたときのエピソードが面白かった。

全五回で75分。すっかりオーディオブックに慣れた耳にはまったく物足りない長さだが、内容も朗読も素晴らしかった。

自動録音の設定をミスって初回を録り損ね、聞き逃しサービスに救われた。

しづやしづ・将監さまの細みち・霜柱

Audibleで聴了

山本周五郎の短編集。

せつない話ばかり3編。

元はCD作品だったようで

CDの区切りを示す音声も入ってる

上恭ノ介と守屋政子の朗読が素晴らしい。

特に守屋政子の声はたいへんに艶があって驚いた

検索してみたら

上恭ノ介氏はWikiもあり、有名な声優さんのようで現在もご存命。

守屋政子氏の情報はあまり多くないが

やはり朗読のうまさで知られていたようだ

見つかった情報のなかに若くして亡くなられたという記述があった

もったいないなぁ

彼女の家計簿

Audibleで聴了。

ちょっといつものと違うものが聞きたくなって選んだ。

ひとりの女性の遺品の家計簿を巡って

戦中・戦後・現代の3世代の女性の人生が交錯する

なかなか面白かった

「勘定侍 柳生真剣勝負」「密封 奥右筆秘帳」

Audibleで。

主人公は 大阪市の唐物問屋の孫で店の後継者。

実は柳生宗矩が大阪夏の陣で来たときに

唐物問屋の娘に産ませた子だった。

その後、柳生からは何の音沙汰も無く完全に商人の子として育てられた主人公だが

ある日、柳生家から強制的に勘定方として召喚されてしまう。

柳生家はいきなり大名に昇格したことで財政的な問題を抱えており

それを主人公に解決させようとする

はたして中も外も敵だらけの世界で

柳生家の財政を立て直し、無事に大阪商人に戻れるか?

というお話。

面白くて一気に既刊分は聞き終わってしまった。

徳川幕府が出来、腕力から経済力へと価値観が急速に変わる時代と

それに戸惑う武士達、勢いを増す商人達の姿が面白い。

主人公はちょっとスーパーマン過ぎる気もするが

娯楽なのでアリかなと思う。

続きが出るまでにと、同じ作者(上田 秀人)k

「密封 奥右筆秘帳」も聞いてみる。

こちらは、勘定侍と反対に、

すっかり文官の時代となった江戸時代に

剣術だけが取り柄の武家の次男が活躍する話。

最初は面白かったのだが

途中で

大名や武家通しの複雑な関係の説明が

延々と続いていったんギブアップ

どうにも組織構造とか組織内の人間関係とかは

リアルでも空想でも苦手である

日本沈没

Audibleで聴了

上下2巻で26時間超(通常再生)の大作。

Kindle版は挫折したがオーディオブックで聞ききった

映画版は藤岡弘版と草薙剛版を見ている

映画だとやはり人間描写に重点が置かれるが

原作は日本列島が主役

とにかく膨大な知識とすさまじい想像力を総動員して

日本が沈没する様子と国民を脱出させようとする政府の動きが描かれる。

聞いていて、あー、これはシン・ゴジラだと思った。

シン・ゴジラは「日本の一番長い日」の影響を受けていると言われているが、内容的には日本沈没に近いのかなーと今更ながら思った

最後に解説も収録されており、続編が書かれなかったことや、本当の震災が起きた時に小松左京が何も語らなかったことなど、いろいろと興味深かい話が聞けた

黒牢城

Audibleで聴了。

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。

audibleの説明

面白くてあっという間に聞いてしまった。

レビューが500件以上ついてて5点満点の4.6というというのも頷ける

荒木村重が地下牢に閉じ込めてる黒田官兵衛に相談に行くという設定もそうだが、長引く籠城戦で人心が徐々に村重から離れていく過程が面白かった。謎解きよりもこっちの方が本筋という感じ。

読み手はかなり声色を変えるタイプでちょっと朗読よりもオーディオドラマ寄り。

男性の演じる女性の台詞はやはりちょっと気持ち悪かったが、後半にある長い台詞はあまり声を作らずに読んでいてよかった。

作者は時代小説作家ではなく、積ん読になってた「氷菓」と同じ人だった。

氷菓もAudibleにあるのでそのうち聞いてみるか

器量のぞみ

「あたしを?このあたしの器量が気に入ったから嫁にほしいっていうんですか?」 不器量で大女、貧しい棒手振りの娘・お信に舞い込んだのは、美男で有名な木屋の繁太郎との縁談だった!困惑しつつも嫁入りした彼女は、木屋の人々の不可解な言動を目の当たりにし、何かがおかしいと感じ始めるのだが……!?数々の時代劇小説を発表し続ける宮部みゆきの傑作短編集「幻色江戸ごよみ」(新潮社)から、読者に圧倒的な支持を受ける「器量のぞみ」をオーディオブック化しました。朗読は、コメディーからシリアスまで幅広い演技で知られる女優・斉藤由貴。軽やかで優しい声音で、聴き手を物語の世界に引き込みます。怪談なのに、くすりと笑える。怪談だけど、涙がこぼれる。宮部みゆき作品ならではの“人情怪談”をお楽しみください。

Audibleの説明

ノーマル速度でも1時間で聴ける短編で、ストーリー自体はわりと他愛のない(でもちゃんと面白い)話なのだが、とにかく斉藤由貴の朗読がすばらしかった

彼女の愛嬌のある声が、この作品の登場人物にぴったりで男女どちらの声もとてもよい

加えて地の文がとても聞きやすい。ふだんの喋り方のイメージからして、こんなに滑舌が良い人だとは思わなかった

彼女の担当作品が他にないかと検索してみたが、いまのところAudibleではこれ一本。

“制作 NHKサービスセンター”となっているので、もしかすると元はラジオの朗読番組なのかもしれない。

他のラインナップを見てみると、どうやら宮部みゆきの短編を色んな人が読む企画がNHKであったようだ

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