
Audibleで吉川英治の小説を聞き終わったので
映画版も見てみようかと検索した。
錦之助主演の作品があることは知っていたが
なんと5部にわたる超大作だとは知らなかった。
5部作のラインナップはこんな感じ
第1作『宮本武蔵』(1961年5月27日公開)
wikipedia
第2作『宮本武蔵 般若坂の決斗』(1962年11月17日公開)
第3作『宮本武蔵 二刀流開眼』(1963年8月14日公開)
第4作『宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1964年1月1日公開)
第5作『宮本武蔵 巌流島の決斗』(1965年9月4日公開)
1年一本、5年かけて作ったというから凄い
しかもなんと、2022年の春には4Kリマスターで映画館上映されていた。
https://www.toei.co.jp/release/movie/1228629_979.html
知らなかった。残念。
幸い、作品自体はAmazonの東映チャンネルに加入すれば
月額550円で見放題である
さっそく加入して視聴。
ロケもスタジオも絵が広い
昭和30年代、ちょっと郊外に出れば
電線も舗装路もない風景がいくらでもあったであろう時代の映画
5部作だけあって、普通なら映画化でカットされるであろう
小さなエピソードもしっかり収録されていて嬉しい
最高なのはキャスティングである
中村錦之助(萬屋錦之介)は鬼気迫る演技
ヒロインお通役の入江若葉は入江たか子の娘でこれがデビューらしい。
舌っ足らずの喋り方で素人っぽい、これが個人的にはお通さんにぴったりだと思った。
とにかく武蔵もお通も行動がちょっと支離滅裂だったりするのだが
錦之助の異常なハイテンションと、入江新葉のぽわぽわした喋り方のお陰で、ふたりともちょっとヤバイ人達ということがこちらに伝わってくる。
5年もかけて撮ると、お通さんがリアルにどんどん色っぽくなっていくので、煩悩を振り払おうと必死な武蔵の姿にも説得力が出てきて笑ってしまった
三國連太郎の沢庵和尚もハマリ役。生臭い感じがぷんぷんしてめちゃくちゃいい。
そして佐々木小次郎はなんと、高倉健である。
若くてピチピチな健さんが派手な羽織を着て
女といちゃいちゃしたり
ニヒルな笑いを浮かべていたりするのだ。最高。
あと、後半、武蔵が連れて歩く伊織という子供、どこかで見た事があると思ったら、「仮面の忍者 赤影」の少年忍者 青影役の子だった。
調べてみると、出演はこちらの映画が先。赤影出演よりも前にすごいキャリアを積んでいたのだった。彼のwikiも面白かった。
最後の2本ではだいぶ映画ならではの要素が入ってきたり
さすがに展開が急ぎ足になったりエピソードが省かれたりする。
剣豪の物語に安っぽい倫理観を持ち込まれたのには
ちとがっかりした
しかしそれを差し引いても大変に面白かった
やっぱり大スクリーンで見たかったなぁ
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