浅田次郎の「お腹召しませ」をAudibleで聴了。

落語のような時代物短編集。

これは声を出して笑った。

聞く前は江戸のグルメ物かと思っていたら

タイトル作は「おはらめしませ」と読む。

「腹を切れ」の丁寧な言い方である。

娘婿が妾と駆け落ちしたお陰で

腹を切ることになってしまう

幕末の武士の姿をコミカルに描く

他の収録作品も

主人公は巻き込まれ系のトラブルに遭うのだが

文章も語り口も軽快で

外出時に聞いていると

笑いをこらえるのが大変だった

が、1話毎になんとなーく幕末のキナ臭い感じが増してきて

最後の一篇はまったく笑えない話になる

壬生義士伝の作者だけに

こっちが本領なのだろう