ネットの中華クラスターで雑誌「すばる」6月号が話題になっていたので購入。異例の増刷だったらしい。

目玉のひとつ、綿矢りさの「パッキパキ北京」を読了。

紙はしんどいのでスキャンして読んだ。

【特集:中華(ちゅーか)、今どんな感じ?】小説/綿矢りさ「パッキパキ北京」。コロナ禍の北京に単身赴任中の夫が弱っている……乞われた妻の菖蒲は利かん坊の愛犬を連れ中国に乗り込んだ! 昨冬から春にかけて実際に北京に滞在した著者による“採れたて中国”が鮮烈な痛快作!

すばる twitter

著名な中華系のライターさんがこれを読んで

「どんなに中国に詳しくても文章の上手い人にはかなわない」

的な事をいっていたが、なるほどなーと思った。

主人公が体験する現代中国の風俗のあれこれは

中華好きならほぼ誰でも知っているものがほとんどなのだが

やっぱりトップクラスの小説家の手にかかると

いきいきとして、また別の次元のリアリティが出てくる。

中国人よりバイタリティ溢れる日本人という主人公像も良かった。

昔、印刷系の原稿をたくさん書いていた頃、

たまたま読んだ偽札作りを扱った小説で

印刷技術の説明が上手すぎて

小説家すげーと凹んだのを思い出した。

綿矢りさは最近Audibleに登録された

「蹴りたい背中」も聞いた。

痛い高校生の話で

最初は共感性羞恥で無理かなと思ったが

結構面白くて飽きずに最後まで聞けた。